近年、公共放送受信料問題で話題に挙がっているチューナーレステレビ。
チューナーレステレビなら受信料を払わなくて良いって聞いたけど、そもそもチューナーレステレビって何?テレビと何が違うの?という方も多いと思います。
この記事を読んで貰えれば、チューナーレステレビとは何か、どんなものを買えば良いかがわかります。
こんな方にオススメ
・チューナーレステレビが何かわからない
・何を買えば良いかわからない
・どんな機種があるか知りたい
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チューナーレステレビとは
NHKやフジテレビ、TBSなど、様々なチャンネルがありますが、それらの地上波放送を見るためにはテレビチューナーが必要になります。
あなたが普段これらのチャンネルを見るために使っているテレビにはチューナーが内蔵されています。
一方でチューナーレステレビは、チューナーが内蔵されていないため、地上波放送を見ることができません。
チューナーレステレビはYouTubeやAmazonプライムビデオのようなネット動画を視聴する人向け。
スマートテレビとの違い
スマートテレビとは、YouTubeやAmazonプライムビデオのようなネット動画を視聴することが出来るシステムを内蔵したものです。
チューナーの有無は関係ありません。
地上波放送は見ないのに、スマートテレビで検索をしていたら、チューナーが内蔵されている場合があるので注意が必要です。
チューナーレステレビ ≠ スマートテレビ
AndroidTVとは
Googleが開発するテレビ用のOS(オペレーションシステム)で、最新のバージョンでは名称をGoogleTVと変更されました。
OSがあることで、YouTubeやAmazonプライムビデオ等の動画配信アプリをインストールすることができ、動画視聴が可能になります。
例外もありますが、チューナーレステレビのオペレーションシステムはAndroidTV(GoogleTV)である事が多そうです。
チューナーレステレビを選ぶ時のポイント
価格
チューナーが無い分、テレビより安くなる傾向があります。
例えば、チューナー内蔵テレビで50インチだと60,000~100,000円前後ですが、チューナーレスだと50,000円前後です。
画質
4K画質の機種も増えてきています。
4K対応のネット配信動画をメインで視聴するならば、4K画質対応機種も視野に入ってくるでしょう。
ただし、30V型程度のサイズであれば、FHD画質までしか対応していない機種が多いです。
視野角
液晶パネルには主に以下の4様式があり、それぞれの特徴をまとめました。
TNパネル
コストが安く、応答速度が早い
視野角は最も狭く、色の再現性はいまいち
VAパネル
コントラストがはっきりしており、黒色の表現が最も得意
色再現性はほどほど
IPSパネル
視野角は最も広く、色の再現性が高い
コストが高く、応答速度は遅い傾向あり
有機ELパネル
有機EL素子自体が発光するため、自然な色合いを再現することが可能
長時間同じ画面を表示すると焼き付きが起こる
安さ重視ならTNパネル、色の再現性を求めるならIPSパネルか有機ELパネル、黒の再現性と高コントラストを求めるならVAパネルになるでしょうか。
音質
音質は悪い傾向にあります。
ドルビー対応や、光デジタル端子がある機種を選び、後付けのスピーカーを付けることを前提に購入することをお勧めします。
OSの操作性(リモコンのボタン配置、レスポンス、起動時間)
チューナーレステレビは起動が遅い傾向にあります。(30秒~50秒程度)
また、リモコンでの操作時に反応がワンテンポ遅れる機種もあるので、注意が必要です。
リモコンには動画配信アプリのボタンが配置されており、ワンタッチで切り替え可能です。
あなたがよく使うアプリが配置されていると使い勝手が良いですが、アプリを追加可能ですのであまり気にしなくて良さそうです。
Google Playから追加でアプリをインストール可能です。
端子(Hdmi、Lan、オーディオ、光デジタル)
PCモニターとしても使用するなど、複数のデバイスでの使用を想定している場合にはHDMI端子が多いモデルを選びましょう。
後付けのスピーカーを導入する場合には対応する端子があるかも確認してください。(オーディオ端子、光デジタル端子など)
チューナーレステレビのメーカーと特徴
TCL
- 機能が充実している
同サイズで比較すると、テレビよりは安いですが、他のチューナーレステレビメーカーより割高です。
- mini LEDライトを使用することで明暗のコントラストをより鮮やかに表現。
- 4K画質にも関わらずリフレッシュレートは144Ghz
動きの激しい映像も、残像を残さずくっきり表示可能
動画はパラパラ漫画のように複数の画像を連続して表示しています。
リフレッシュレートとは、1秒間に表示できる画像の枚数です。
- ドルビーアトモスを搭載
内蔵スピーカーもそれなりのものを使用しているようで、音質はテレビと遜色無いようです。
ドルビーアトモスは映画館で使われている音響技術で、立体音響技術の事です。
- Chromecast built-in,AirPlay2搭載
iPhone・Androidスマホ共にミラーリング可能
ORION
- 50型以上は4K、40型以下はFHD画質
以下のサイズを展開しています。
75型、65型、50型、40型、32型、24型
- スピーカーにはドルビーアトモスが採用
全ての機種に採用されてはいませんが、採用モデルでも少し籠ったように聞こえるようです。
音質にこだわるなら、別途スピーカーを外付けする必要がありそうです。
- 日本メーカー
初期不調等の場合でも問題なく問い合わせ可能のようです。
RCA
- サイズ毎に画質が異なる
50・43型は4K
40・32型 はFHD
24型 はHD
- 音質はイマイチ
外付けのスピーカーを検討する必要がありそうです。
KONKA
- 駿河屋独占販売
24・32・43・50・55・65型が駿河屋での取り扱いモデル
不具合等の連絡がつながりやすい
- 43型以上のモデルは4k対応
- IPSパネルと有機ELパネルのモデルがある
画質はかなり綺麗ですが、コントラストは少し抑えめのようです。
- フレームレスデザイン
フレームが無いため、どんな家具にも合います。
ドン・キホーテ
- 2021年に販売を開始
大手企業がチューナーレステレビを販売したことで、チューナーレステレビの認知が広がるきっかけになりました。 - 2023年販売モデルでは以下をラインナップ
4K対応55型「TL-5501QUHD」
4K対応50型「TL-5002QUHD」
4K対応32型「TL-4302UHD」
フルHD 32型「TL-3202FHD」
フルHD 24型「TL-2402FHD」
オススメの機種紹介
TCL C845シリーズ
65V型モデル
55V型モデル
- mini LEDライトを使用することで高い色再現性と高コントラストを実現しています。
- 4K画質で144Ghzのリフレッシュレート、さらにゲームモードへ変更することで0.8msの応答速度で表示が可能なため、ゲーム用とでも使用可能です。
- Chromecast built-in,AirPlay2搭載を搭載しているため、iPhone・Androidスマホ共にミラーリングが可能。
- リモコンには以下の主要な動画配信サービスのボタンが配置されているため、ワンタッチで好みのサービスへアクセス可能。
・NETFLIX
・huru
・U-NEXT
・ABEMA
・YouTube
・FOD
オリオン SAUDシリーズ
75V型モデル
65V型モデル
50V型モデル
- SAUD651はニトリでも取り扱いのあるモデルで、ニトリでの購入で1年の保証が付きます。(価格は¥89,990)
- 日本企業のため、カスタマーサービスの対応はしっかりしている。
まとめ
TCLの性能が良すぎるため、そのほかのメーカーでは性能にあまり差は無さそうでした。
しかし、TCLは他社との差別化に様々な機能を付加している分、値段も高価になっています。
購入にあたっては、HDMIやオーディオ端子数、デフォルトのスピーカーの性能、スマートスピーカーとの連携可否等、使用用途に合っているか確認してください。
また、何かのトラブルの際にカスタマーサービスにつながりやすいかも重要なポイントになると思います。
日本メーカーが製造している、日本メーカーが販売している等であれば安心ですね。