暑い夏、エアコンが設置できない部屋やガレージなどで活躍するのスポットクーラー。
でも、「せっかく買ったのに全然冷えない!」なんてことありませんか?
この記事では、
- スポットクーラーが冷えない原因
- 効果を最大限に引き出す対策
- 購入時に絶対チェックすべきポイント
をについて紹介したいと思います。
最後におすすめ機種も紹介するので、ぜひ最後まで読んでください!
そもそもスポットクーラーの使用用途は?
スポットクーラーは、エアコンのように部屋全体を冷やすのではなく、「体に直接冷風を当てて涼しくする」ことを目的とした冷房機器です。
冷風を体にピンポイントで当てることで、作業中の熱中症対策や、エアコンが設置できない場所での使用に適しています。
室温そのものはあまり下がりませんが、冷たい風を浴びることで体感温度を下げてくれます。
上記をご理解いただいた上で、続きをご覧下さい。
スポットクーラーが冷えない原因は?
排熱が部屋にこもっている
スポットクーラーは、冷風と同時に熱風も発生します。
この熱が部屋にこもると、室温はむしろ上がってしまいます。
また、35度を超える酷暑環境下では、冷却性能が低下することがあります。
排熱ホースの隙間が甘い
排熱ホースを窓から出しても、隙間が空いていると熱気が逆流してしまい、部屋が冷えない原因になります。
また、排熱ホースをきちんと部屋から出しておかないと、せっかく排熱した空気が戻ってきてしまいます。
フィルターの汚れや設定ミス
フィルターが詰まっていると冷却効率が低下します。
また、「送風モード」や「除湿モード」になっていると、部屋の温度を下げることは出来ません。
スポットクーラーの冷却性能に対して部屋が大きすぎる
部屋の大きさと、冷却性能のバランスを確認しましょう。
スポットクーラーの効果を最大限にするための対策
排熱ホースをしっかり外に出す
窓用パネルや隙間テープを使い、熱風が室内に戻らないよう密閉しましょう。
また、排熱ホース自体も熱くなるので、断熱材を巻くことで、室温が上がることを防ぐことができるかもしれません。
サーキュレーターで冷気を循環
スポットクーラーの冷風は局所的なので、部屋全体には広がりにくいです。
サーキュレーターで空気を循環させ、冷風を効率よく拡散させましょう。
窓の遮熱対策
日差しが強い部屋は、冷やす以上に熱が入ってきていることがあります。
断熱シートや遮熱カーテンを使い、室温を上げにくくする工夫をしましょう。
購入時に失敗しない選ぶべきスポットクーラーの条件
排熱ダクト付きは必須!
「排熱ダクト+窓パネル」が付いたモデルを選ぶべし。

適用畳数は余裕を持って選ぶ
8畳の部屋に「8畳用」のモデルを設置するより、「10畳用」の方が涼しくなりやすいです。
部屋の断熱性が低い場合は、ワンランク上を選ぶのが良いでしょう。

ノンドレン方式なら長時間運転OK
部屋を長時間冷やすなら、排水不要のノンドレン式であれば、満水で途中で止まる心配なし!

番外編:窓用エアコンという選択肢も
スポットクーラーでは無くなってしまいますが、引き戸(スライド)の窓があれば、窓枠に設置することができる窓用エアコンがあります。
あまり大きな部屋には設置できませんが、部屋全体の温度を下げるのには効果的です。
また、窓用エアコンは窓枠に取り付けることで、
屋外に排熱する構造なので、部屋全体をしっかり冷やすことができます。
価格帯もスポットクーラーと同程度で、
しっかり冷やせて電気代も抑えられる場合があります。

まとめ:正しく使えばスポットクーラーは快適!
スポットクーラーは、使い方を間違えると「全然冷えない…」という結果になりがち。
しかし、排熱処理・空気循環・遮熱対策をしっかりすれば、エアコンとまではいかなくても、ある程度は涼しくなります。
そして、これから購入を検討している人は、
購入するモデルをよく確認することをオススメします!
